2008/11/09

ぶらんこ乗り

私のからだのあっちこっちを転がっていくなにか。
ずたずただ、と私は思った。
眠りも涙も、なんの救いにもなりはしない。

夜は遊びでも空想でもなく、ただ現実としてそこにあって、
私はその下でふるえながら何度も何度も寝返りを繰り返す。



そんなわけで、
いしいしんじの「ぶらんこ乗り」を読んだ。
この人の書く物語は、
めちゃくちゃで、まわりくどくて、愛おしい。


絶望の場面での、言葉の選び方が、すごいと思う。
こんなふうに絵を描けたらいいなと思うよ。

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