変な夢を見たので久々に夢日記かく。
やたら長ったらしいけどこれでも省略しました。
夢の中で私は中学生くらいの男の子だった。
***
「うそ、これおまえのバイク?」
俺の目の前にあったのは青い色をしたレトロなバイクで、
なんとかっていう有名なメーカーのバイクを改造しているものだった。
「うんそうだよ。」
少年はそんな事は何でもないというふうに答を返す。
「かっけーな。お前さ、名前なんていうの」
「高橋。」
高橋と名乗ったその少年は、小柄で眼鏡をかけていて、
いかにも大人しそうな見た目だった。
しかしこの少年にこのバイクという意外な組み合わせは、俺の目に不思議とかっこよく映ったのだ。
「なぁ、友達なろうぜ高橋!」
「は・・?」
俺は戸惑う高橋少年の肩を強引に組んで、
離れて車の傍に立っている母に呼びかけた。
「かあちゃん、おれら今日からまぶだちだから!!」
「勝手にしなさいよ。お母さんもう知らないから。」
母はそう言い残し、先に車に乗って帰ってしまった。
そういえばさっきまで母と喧嘩していたのを忘れていた。
自分の自転車は今日こわれてしまったので、
母が車で先に帰ってしまった今、
俺は歩いて家まで帰らなければいけなかった。
田んぼに囲まれた田舎道をトボトボと歩いていく。
高橋がバイクをひっぱりながら一緒に着いてきた。
俺は歩きながら高橋に話しかける。
「そもそもさ、なんで高橋はあの場所に来たわけ?」
「さそわれたから。」
「誰に」
「・・・」
「ははん。そういうことか。女だろ。」
「うるせえ。田んぼ落とすぞ。」
「名前なんていうの。」
「あや。」
「ひゅう。高橋はあやちゃんとラブラブ~」
「うるせえつってんだろ!」
と、急に怒り出した高橋は、本当に俺を突き飛ばした。
よろめいた俺は乾いた田んぼにむかって転がった。
「いってぇーー。おまえ、ほんとに落とすやつがあるかよ!」
俺が怒ると、高橋は申し訳なさそうな顔をした。
「わり。ごめん。でもさ、俺もう振られてるから、その話は終わったことなんだよ。」
今度は俺が申し訳なさそうな顔をする番だった。
「あぁ、、そうなんだ。」
「そう。だからもう言うなよ。」
「わりわり。」
高橋の手を借りて田んぼから起き上がり、また歩き出した。
2人でひたすら田舎道を歩く。歩く。
夕焼けに照らされながら、高橋と色々な話をした。
今日はじめて喋った相手だというのに、
俺はなんだかとても懐かしい気分になるのだった。
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